こんにちは。
とまり木です。
このページでは不眠症でお悩みの方が病院を受診するために何を知っておくべきなのか?を解説していきます。診療科や内科での不眠相談についても紹介しますので、是非最後までお読みください。
あなたはこのような悩みを抱えていませんか?
「なかなか寝つけない…」「夜中に何度も目が覚める…」「朝早く目が覚めてしまい、その後眠れない…」
不眠症は、一時的なストレスや生活習慣の乱れからくる場合もあれば、体の病気や心の問題が関係していることもあります。
「眠れないけど、病院に行くべき?」「どの診療科を受診すればいいのかわからない」
こうした疑問を持つ方も多いでしょう。
実は、不眠症の治療には 内科、精神科・心療内科、睡眠専門外来 などの選択肢があり、不眠の原因によって適した診療科が異なります。
この記事では、不眠症の原因を詳しく解説し、受診すべき診療科の選び方、治療方法、生活習慣の改善策 を初めて病院を受診する方にもわかりやすくご紹介します。
また、処方されることが多い睡眠薬の種類や特徴 についても詳しく解説するので、受診の際の参考にしてください。
「とにかく眠れなくてつらい」「不眠で生活に支障が出ている」と感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
不眠症は何科で診てもらえる?病院の内科と専門外来の違いとは
そもそも不眠症とは? 4つのタイプに分類される睡眠障害
不眠症とは、「十分な睡眠時間を確保できない」「眠りの質が低下する」ことで、日中の眠気や疲労感が強くなり、日常生活に支障をきたす症状 のことを指します。
代表的な不眠症のタイプは、以下の4つに分類されます。
① 入眠困難(寝つけない)
・布団に入っても30分~1時間以上眠れない
・考え事をしてしまい、気がつくと夜中になっている
・「眠らなきゃ」と思えば思うほど眠れない
② 中途覚醒(途中で何度も目が覚める)
・夜中に2回以上目が覚め、その後眠れない
・夢をたくさん見る、眠りが浅いと感じる
・夜中に目が覚めると、再び寝つくのが難しい
③ 早朝覚醒(朝早く目が覚めてしまう)
・起床予定の2時間以上前に目が覚める
・その後眠れず、仕方なく布団から出る
・朝早く目覚めることで、日中の眠気が強くなる
④ 熟眠障害(ぐっすり眠った感じがしない)
・睡眠時間は十分なのに、朝起きると疲れが取れていない
・日中、眠気やだるさが抜けない
・脳が休まっていない感覚がある
このような症状が 週3回以上、1か月以上続く場合は「慢性不眠症」 に該当します。
慢性不眠症を放置すると、生活の質が低下し、うつ病や高血圧、免疫低下などのリスクも高まるため、早めの対策が必要です。
まずは内科に相談! 内科が不眠症の診療を行う理由
不眠症で病院を受診する際、「まずは内科へ行く」のが基本 です。
内科では、「不眠の原因が体の病気によるものではないか?」 をチェックし、適切な診療科を紹介する役割も担っています。
内科で診断される可能性がある不眠の原因
✅ ホルモンバランスの乱れ(甲状腺機能亢進症、更年期障害など)
✅ 高血圧や心疾患(交感神経が過剰に働くことで眠れなくなる)
✅ 糖尿病(血糖値の変動が睡眠を妨げる)
✅ 慢性的な痛み(関節痛、腰痛、片頭痛などが原因で寝つけない)
✅ 薬の副作用(高血圧や喘息の薬などが不眠を引き起こすことも)
内科を受診すると、血液検査や問診を通じて、体の病気が不眠の原因かどうかをチェック します。
もし 身体の病気が原因ではない場合、心療内科や睡眠専門外来への受診を勧められる ことが多いです。
精神科・心療内科が適しているケース
「考え事が多くて眠れない…」「ストレスや不安で夜中に目が覚める…」
このような心理的要因による不眠の場合、精神科・心療内科の受診 が適しています。
こんな症状があるなら精神科・心療内科へ
・ ストレスや不安が強く、リラックスできない
・ うつ病や適応障害など、精神的な不調がある
・ 気分の浮き沈みが激しく、食欲や集中力にも影響がある
精神科や心療内科では、カウンセリングを受けたり、抗不安薬や睡眠薬を処方されることがあります。
睡眠薬の種類と特徴
不眠症の治療でよく使われる睡眠薬には、以下のような種類があります。
薬の名前 | 持続時間 | 特徴 |
---|---|---|
ハルシオン(トリアゾラム) | 1~3時間 | 入眠を助けるが、効果が切れやすい。依存性が高め。 |
マイスリー(ゾルピデム) | 2~4時間 | 翌朝に残りにくいが、人によっては健忘を起こすことも。 |
レンドルミン(ブロチゾラム) | 6~8時間 | 自然な眠りを促すが、翌朝の眠気に注意。 |
サイレース(フルニトラゼパム) | 8~12時間 | 深い眠りを得られるが、強力なため注意が必要。 |
ロゼレム(ラメルテオン) | 作用時間不明 | メラトニン受容体に作用し、自然な眠気を促す。依存性がない。 |
ベルソムラ(スボレキサント) | 8時間以上 | 覚醒を抑えて眠りやすくする。依存性が低い。 |
まとめ:【眠れない悩みを病院で!】不眠症で病院を受診するなら何科?内科でもいいの?
不眠症は放置していると、日常生活のパフォーマンスが低下するだけでなく、心身の健康に悪影響を及ぼす可能性 があります。
「眠れない」と感じたら、早めに病院に相談しましょう!