こんにちは。
とまり木です。
このページでは大腸がんによる腰痛、それに伴うガン特有の身体症状について解説していきます。
大腸がんは初期には自覚症状がほとんどないものの、進行すると周囲組織への影響が現れやすくなります。
その中でも腰痛、特に左側の腰痛は大腸がんによる可能性がある点に注目することが大切です。
ここでは、大腸がんと左側の腰痛の関係や、注意したい症状、早期発見のポイントなどについて詳しく解説します。
日常生活で見逃しがちなサインを理解し、万が一の場合には早めに医療機関を受診することで、安心できる健康管理を目指しましょう。
大腸がんと左側の腰痛が結びつく理由とは
大腸がんが進行すると、腫瘍が徐々に大きくなり、腸管や周囲の神経を圧迫することがあります。
特に大腸の左側（下行結腸やS状結腸、直腸）にがんが発生した場合、次のようなメカニズムで腰痛が引き起こされます。
神経への圧迫
大腸がんが大きくなることで、周囲の神経を圧迫し、腰や背中に鈍い痛みが現れます。特に左側の神経に影響を与えることで、左側の腰痛として症状が出やすくなります。
腸閉塞や便の停滞
腸内が腫瘍によって狭くなると、便の通過が難しくなり腸閉塞を引き起こします。この過程で腹部膨満感や痛みが生じ、それが腰の痛みとして感じられることもあります。
周囲臓器への浸潤
がんが進行し、腸の周囲にある臓器（例えば腎臓や膵臓）に浸潤することで、その部位に関連する痛みが現れることがあります。
痛みの特徴は、「持続的で鈍い」「休んでも改善しない」ことが多いため、筋肉疲労による腰痛との違いに注意が必要です。
大腸がんで見逃してはいけない左側腰痛以外の症状
左側の腰痛が続く場合、大腸がんの初期から進行段階までの特徴的な症状をしっかりと確認しておくことが重要です。
血便や下血
大腸がんの初期段階から見られることが多く、便に血液が混じる状態です。大腸の左側にがんがある場合、比較的鮮やかな赤色の血が便に付着することが特徴です。
排便の習慣の変化
がんが腸内を圧迫し始めると、便秘や下痢を繰り返すことが増えます。特に、排便回数が急激に増えたり減ったりする場合は注意が必要です。
便の形状や色の変化
腸が狭くなることで、便が細くなったり、黒っぽい色をしている場合があります。
●腹痛や腹部膨満感
腸閉塞が進行することで、腹部が張った感じや痛みが強くなり、場合によっては吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
●体重減少や食欲不振
がん細胞が体の栄養を消費することで、体重が減少しやすくなります。また、腸閉塞が原因で食事量が減ることもあります。
●貧血
大腸がんの出血が続くことで貧血が進行し、疲れやすさや息切れ、顔色が悪くなる症状が現れることがあります。
左側の腰痛が続く場合に意識したいポイント
通常の腰痛と大腸がんによる腰痛を見分けるために、以下のポイントを意識しましょう。
●痛みが休んでも改善しない
筋肉疲労や関節の痛みは休息やストレッチで軽減されることが多いですが、大腸がんの場合は改善しません。
●同時に他の症状があるか
血便や排便異常、体重減少など他の症状が伴っている場合、大腸の異常が疑われます。
●痛みの持続期間
通常の腰痛は数日から1週間程度で回復することが多いですが、がんに関連する痛みは数週間から数か月にわたり続きます。
少しでも気になる場合は、早めに専門医を受診し、正確な診断を受けることが重要です。
早期発見のための検査方法
大腸がんは早期に発見すれば高い確率で治療が可能です。以下の検査方法を知っておきましょう。
1. 便潜血検査
便に含まれるわずかな血液を検出する検査で、自宅でも簡単に行えます。
2. 大腸内視鏡検査
大腸内を直接観察し、異常があればその場で組織を採取することも可能です。
3. CT検査や注腸X線検査
内視鏡検査が難しい場合には、CT検査やバリウムを用いたX線検査で腸内の状態を確認します。
定期的にこれらの検査を受けることで、大腸がんの早期発見が期待できます。
日常生活でできる大腸がん予防のポイント
大腸がんの予防には、以下の生活習慣が効果的です。
●食物繊維を多く含む食事を心がける
玄米や野菜、果物、海藻、豆類などを積極的に摂取しましょう。
●加工肉や赤肉の摂取を控える
ソーセージやハム、ベーコンなどの加工肉はリスクを高めるため注意が必要です。
●適度な運動を継続する
ウォーキングや軽いジョギングなど、1日30分程度の運動を習慣化しましょう。
●禁煙と節酒を心がける
喫煙や過度なアルコール摂取は、がんのリスクを高めるため控えることが大切です。
年齢や家族歴を踏まえた検診のすすめ
40歳を超えたら定期的な検診を受けましょう。家族に大腸がんの既往歴がある場合や遺伝的なリスクが考えられる場合には、30代からの早期検査も視野に入れてください。
まとめ：左側の腰痛は大腸がんのサインかも？大腸がんが引き起こす左側の腰痛の原因と症状を徹底解説！
最後までお読みいただきありがとうございました。
腰痛は「たかが腰痛」と軽く考えず、血便や排便の変化、体重減少など、他の体の変化の有無を確認し、早めに医療機関で検査を受けましょう。
日頃から健康状態に気を配り、大腸がんの早期発見と予防を意識することが、安心して過ごすための鍵となります。
以上、参考になると嬉しいです。
