こんにちは。
とまり木です。
このページでは睡眠薬の種類を市販薬と処方薬に分けて、その強さをランキング形式で解説していきます。
快適な睡眠は健康にとって欠かせないものですが、不眠に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?そんなときに頼りたくなるのが「睡眠薬」です。
睡眠薬は不眠の程度や症状に併せて選択することが大切。ぜひ本記事を参考に快適な睡眠を手に入れていただけたらと思います。
市販の睡眠薬の特徴と選び方
市販の睡眠薬は、医師の処方が不要でドラッグストアなどで手軽に購入できるのが特徴です。ただし、市販薬は基本的に軽度の不眠に対応するものであり、重度の不眠症には向いていません。
市販睡眠薬の成分と作用
市販の睡眠薬の多くには、抗ヒスタミン薬(ジフェンヒドラミン)が含まれています。この成分は、眠気を誘発する作用があり、花粉症薬や風邪薬に含まれる成分と同じです。
抗ヒスタミン薬には以下のような特性があります。
●眠気を誘発しやすく、寝つきをよくする
●長時間作用しやすく、朝まで効果が持続することがある
●翌朝にだるさや眠気を感じる場合がある
そのため、市販の睡眠薬を使用する際には、服用するタイミングや次の日の予定に注意することが大切です。
市販の睡眠薬を選ぶポイント
市販の睡眠薬を選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。
●自分の不眠のタイプを把握する
「寝つきが悪い」のか、「途中で目が覚めてしまう」のかによって、適した成分が異なります。
●成分と効果を確認する
抗ヒスタミン成分が主体のものが多いですが、ストレス緩和効果があるものもあります。
●副作用や翌朝への影響を考慮する
服用後の翌朝に仕事や運転の予定がある場合、眠気が残る可能性のある薬は避けた方が無難です。
●短期間の使用を心がける
市販の睡眠薬は一時的な使用を想定しており、長期的な服用には適していません。
市販睡眠薬の強さランキング
市販の睡眠薬を強さの観点からランキング形式で紹介します。
1位:ドリエル(エスエス製薬)
主成分:ジフェンヒドラミン
ドリエルは、日本で最も有名な市販の睡眠改善薬の一つです。効果は比較的強めで、寝つきが悪い方に向いています。
●眠気を誘発する作用が強め
●一時的な不眠におすすめ
●翌日に眠気が残ることがあるので、重要な予定がある日は注意
2位:ネオデイ(大正製薬)
主成分:ジフェンヒドラミン
ドリエルと同じ成分を含む睡眠薬ですが、価格が比較的安価で手に入りやすいのが特徴です。
●効果はドリエルとほぼ同じ
●コストパフォーマンスが良い
●翌日の眠気が気になる場合がある
3位:リポスミン(皇漢堂製薬)
主成分:ジフェンヒドラミン
リポスミンもジフェンヒドラミンを含む市販薬の一つで、ドリエルやネオデイと同じように使用できます。
●効果はドリエル・ネオデイと同等
●副作用が少なく、比較的穏やかに作用
●軽度の不眠に向いている
4位:ウット(日本製薬)
主成分:ブロムワレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素
●精神的な緊張やストレスを和らげる作用がある
●軽い不眠症状に向いている
●副作用が少なく、自然な眠気を促す
5位:パンセダン(マルホ)
主成分:ホップ乾燥エキス、パッションフラワー乾燥エキス
●自然由来の成分なので安心
●軽度の不眠やストレスに最適
●効果がマイルドなので即効性は期待しにくい
処方薬の強さランキング
処方薬は市販薬よりも強力な効果を持ち、医師の指示に従って使用する必要があります。以下に代表的な処方薬の種類と強さを紹介します。
1位:デエビゴ(レンボレキサント)
特徴:オレキシン受容体拮抗薬
●覚醒を抑えることで自然な眠気を誘導
●依存性が少なく、比較的安全
●長期間使用しても効果が持続しやすい
2位:ルネスタ(エスゾピクロン)
特徴:非ベンゾジアゼピン系睡眠薬
●寝つきやすくする効果がある
●翌朝の眠気が少ない
●長期間の使用には注意が必要
3位:マイスリー(ゾルピデム)
特徴:非ベンゾジアゼピン系睡眠薬
●速やかに眠りにつくための睡眠導入剤
●短時間作用型で翌朝への影響が少ない
●依存性が低め
4位:ハルシオン(トリアゾラム)
特徴:ベンゾジアゼピン系睡眠薬
●強力な睡眠導入作用
●即効性があるが、依存性が高いため短期間の使用が推奨
●中等度〜重度の不眠向け
5位:ロゼレム(ラメルテオン)
特徴:メラトニン受容体作動薬
●体内時計を整え、自然な睡眠を促す
●依存性がほぼなく、安全性が高い
●不眠の根本的な改善に効果的
まとめ
市販の睡眠薬は軽度の不眠に適しており、比較的安全に使用できますが、効果には個人差があります。一方、処方薬は強力な作用を持つため、医師と相談しながら適切に使用することが重要です。
自分の不眠のタイプや症状に合った薬を選び、健康的な睡眠を目指しましょう。