「疲れているのに夜眠れない」
それはひょっとしたら自律神経の乱れが原因かもしれません。原因を改善すれば、
昨日は大変お世話になりました。
帰り道、歩くと一気に肩の血流が流れてる感じがしてびっくりしました。
そして、とても良く眠れました…!
とか
昨日は素晴らしい施術をありがとうございました。
おかげさまで昨晩何年かぶりの熟睡をすることができ、朝から元気に動けています。
本当にありがとうございました。
このような変化が出ます。
もちろん通院されている病院で何らかの指示や処方薬があれば、それに従っていただきたく思います。
ただ、不眠の原因が明確にわからず、なかなか自然に眠れるようにならない人は他の可能性を考えるきっかけになれば嬉しいです。
自律神経の乱れからくる不眠になりやすい人
自律神経の乱れとは交感神経と副交感神経のバランスが崩れた状態をいいます。このタイプに当てはまる不眠になりやすい人は以下のとおりです。
20代~40代の若い年齢
不眠の種類は3つあります。
1.入眠困難
2.中途覚醒
3.早朝覚醒
そして、ここで特に当てはまるのは「1.入眠困難」で、20代から40代の比較的若い年齢の方が多いです。
肩こり、首コリ、背中の張りがある
あなたは首や肩、背中に不快な症状はありますか?これを放置しておくと自律神経系に影響し、不眠を引き起こします。
朝から活動的に動いている
”睡眠の質を良くするには、朝、陽の光を浴びましょう”
不眠の改善には必ず紹介される注意事項だと思います。これは陽の光を浴びることによって一定の時間が経過すれば脳から睡眠を促すホルモンが分泌されるからです。
しかし、自律神経の乱れによって不眠が引き起こされるパターンでは、朝から仕事に出ていたり、子育てとパートで朝から活動している人がほとんど。
朝、陽の光を浴びて体内時計を調節しようとしているのに夜眠れないのです。
特に病気は罹っていない
夜眠れないという場合、色々なパターンがあります。例えば、痛みや痒み、感覚のトラブルなど原因がわかっている病気によって不眠が引き起こされることがあります。
ただ、このページで紹介している自律神経の乱れによる不眠は明確な病気が判明せず、不眠の原因もわからないパターンです。
睡眠障害を引き起こすお薬は飲んでいない
風邪薬には眠気を誘発する副作用をもつ薬がありますが、逆に眠気を遠ざける副作用がある薬もあります。もし、何らかのお薬を飲んでいる場合には一度ご確認ください。
それでは次に、自律神経の仕組みと不眠の関係を解説していきます。
自律神経の仕組みをわかりやすく解説
あなたがご存知のとおり自律神経は交感神経と副交感神経の総称です。
交感神経と副交感神経はバランスでできています。交感神経が優位に働いているときは活動的になり、副交感神経が優位に働いているときは休息状態になります。
自律神経の乱れた場合の生活の状態
昼は交感神経が優位に働いて活動的に過ごせます。そして夜になれば副交感神経が優位に働いて休息モードになり眠ることができる、というわけです。
しかし、もしも自律神経が乱れたらどうなるでしょうか。
昼も夜も副交感神経が優位になったら
もしも自律神経が乱れて昼も夜も副交感神経ばかりが優位に働いたら、とても気力が湧いてきません。いわゆる「動けない」という状態になってしまいます。
昼も夜も交感神経が優位になったら
逆に、自律神経が乱れて昼も夜も交感神経が優位に働いたら、昼は活動できるものの、夜になっても交感神経が優位なままとなり眠れなくなってしまいます。
そして、交感神経が優位な状態が続き疲労が蓄積していくと心身を守るために交感神経さえスイッチがオフになり動けなくなります(疲憊期)
自律神経が乱れる原因
交感神経と副交感神経のバランスで成り立つ自律神経は、どのような原因で乱れてしまうのでしょうか?
例えば、仕事が忙しくて心身を酷使していたり、人間関係のトラブルなどがありますが、実は肩こり首コリ、背中の張りによっても自律神経が乱れる原因になります。
これは首、肩、背中のコリが緊張状態と判断し、交感神経が優位な状態になってしまうためです。
交感神経が優位ということは心身ともに活動的であろうとするので、夜になっても眠ることができません。
肩こり、首コリからくる不眠症を改善する
首や肩、背中の問題を解消すれば、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになり、夜眠れるようになります。
まとめ
以上、夜眠れない原因が自律神経の乱れにある可能性について解説しました。
肩こり、首コリ、背中の張りは体の緊張状態を生み出し、交感神経と副交感神経のスイッチがうまく切り替えられなくなることがあります。
もし心当たりがあるなら一度、肩こり首コリを解消してみることをオススメします。