骨盤のゆがみが気になる方へ 骨盤の歪みのセルフチェックと改善方法を紹介

骨盤の歪み

骨盤は体の軸である背骨の土台であり体の中心に位置します。また、骨盤は内臓を支える容器の役割りを果たしているのです。

このような大切な骨格である骨盤が歪むと何が起こるのでしょうか?

このページでは骨盤の歪みの原因、セルフチェック、骨盤の歪みを整える方法を解説します。 骨盤の歪みが気になっている方の参考になると嬉しいです^^

骨盤の歪みとは

まずは骨盤の構造を見てみましょう。

骨盤は一つの骨ではありません。複数の骨が組み合わさって骨盤を形成しています。

骨と骨は靭帯で補強されており、さらに骨盤にはたくさんの筋肉が付着して骨盤の構造を安定させます。

以上のように骨盤は一つの骨ではないため関節に負担がかかるとズレができます。 まわりの筋肉に疲労が溜まると骨盤に傾きが生まれます。

これによって骨盤が歪んでしまうのです。

骨盤は男性でも女性でも歪みは起こります。 しかし、女性のほうが関節が柔らかいため骨盤の歪みが生じやすいという特徴があります。 特に、月経や妊娠出産による骨盤への負担は大きく、腰痛が悪化するケースは多くあります。

骨盤の歪みによって現れる症状

骨盤の歪みは体に様々な影響を与えます。 なぜなら、骨盤は骨格の土台であり内臓を包む容器だからです。

姿勢の崩れ

  • ストレートネック
  • 巻き肩
  • 猫背
  • 太りやすい
  • 下腹が出る
  • O脚やX脚

筋肉への負担

  • 肩こり
  • 背中の痛み
  • 腰痛
  • 股関節痛
  • 膝痛

内臓機能の低下

  • 冷え性
  • 便秘
  • 生理痛
  • 生理不順
  • 足のむくみ

自律神経系

  • 頭痛
  • 不眠
  • 不安感
  • うつ傾向

以上のように骨盤の歪みは体の各所に影響を与えて姿勢不良の原因となります。 姿勢不良は筋肉のアンバランスを生み出すのでコリや痛みとなって現れます。 さらに血流、神経の働きも乱すので、骨盤の歪みには注意が必要です。

骨盤の歪みをタイプ別で解説

骨盤の歪みには様々なパターンがあります。 そして複数のパターンが組み合わさっている場合がほとんどです。ここでは骨盤の歪みの典型的な4つのパターンについて紹介します。

骨盤が前傾している

骨盤の前傾とはいわゆる「反り腰」のことです。

このタイプの骨盤の歪みは女性に多く、腰の真ん中あたりに腰痛が出やすい傾向にあります。 長時間、椅子に座っていたり、電車で立っていると腰痛がひどくなります。

また、太ももの前面が張って太く見えたり、下っ腹がぽっこり出ることがあります。

骨盤が後傾している

骨盤の後傾とは骨盤が後ろに倒れていることであり、腰の猫背?のような状態です。

筋力が低下した中高年に多くみられ、首コリ、肩こり、猫背になりやすい傾向にあります。 横から見るとアルファベットの「C」のような姿勢になります。

骨盤が回旋している

骨盤の回旋とは腰がねじれている状態です。

骨盤のねじれに合わせて、左右のどちらか振り返りづらいのが特徴 スカートが回ったり、片側の腰痛の典型です。

骨盤が傾いている

骨盤の傾きとは骨盤の高さが左右で違っている状態です。

写真を撮ると首が傾いていたり、肩の高さが左右で違っていることが多いです。 また、ウエストのくびれが左右で違うのも特徴です。

それでは次に骨盤が歪む原因について紹介していきます。

骨盤が歪む原因

心臓や肝臓の位置を考えるとわかりますが、そもそも人の体は左右対称ではありません。

また、利き腕、利き足があるように、主に使う手足が異なるので、どうしてもアンバランスは生じます。

そこで、ここでは骨盤の歪みをさらに悪化させる要因について紹介します。

  • いつも同じ足を上で足を組んでいる
  • お姉さん座り
  • 立った時、膝をピンと伸ばし過ぎ
  • 体の疲労をケアしていない
  • 正しい体の使い方をしていない
  • つま先重心の姿勢

以上のように骨盤の歪みを引き起こす原因は複数あります。 しかし、正しい体の使い方と日頃のセルフケアは是非覚えていただきたいと思います。 それだけで姿勢は改善し骨盤の歪みもリセットできます。

骨盤の歪みをセルフチェック

それでは、あなたの骨盤がどのような状態か?チェックしてみましょう。

実際、施術をする時には複数の検査を組み合わせるので、このセルフチェックはあくまで目安とお考えくださいね。

1.骨盤の前傾・後傾のセルフチェック!

壁に背をつけて立ってください。

もし、手のひらが一つも入らないなら骨盤は後傾している可能性が高いです。

逆に、手のひらが2本とも入ったら骨盤は前傾(反り腰)している可能性が高いです。

2.骨盤の回旋のセルフチェック!

椅子に座って体を回してみましょう。

立って体を回して行うと、足から体が回転するので骨盤の検査にはなりません。

体を回転させて、回しやすい方と回しづらい方があれば骨盤の歪みがある可能性が高いです。

3.骨盤の高さの違いをセルフチェック!

この検査は誰かに写真を撮ってもらってください。以前の写真があるなら、それでももちろん大丈夫です。

鏡を見ながらだと自分で真っ直ぐに調整してしまうので無意識がいいです。

肩の高さがちがう、首が横に倒れているという場合には骨盤の歪みがある可能性が高いです。

骨盤の歪みを整える方法

ここでは骨盤の歪みをリセットするセルフケアを3種類ご紹介します。痛みの出ない範囲でやってみてくださいね。

1.通称パタパタ

この体操は骨盤を交互にねじる体操です。 骨盤に歪みがあれば倒しやすい、倒しづらいがあると思います。 無理に力を入れないで、パタパタしてみてくださいね。

2.太ももの前面ストレッチ

みなさん固くなりやすい筋肉(大腿四頭筋)のストレッチです。 できるだけ柔軟にしておいた方が骨盤にやさしい。

3.膝の抱え込み

股関節と骨盤を動かすことができる体操です。 このポジションは股関節に痛みが出る人もいるので、その場合は病院か整体院へ行きましょう。

西東京市田無の整体院とまり木の骨盤矯正

当院では、あなたのお悩みが肩こりでも腰痛でも当たり前のように骨盤を整えます。 それはやはり、骨盤は体の中心であり背骨の土台だからです。

骨盤を整えるには筋膜、筋肉、関節の3つにアプローチする必要があります。 筋膜が歪んでいたら骨盤矯正しても戻ってしまいます。

筋肉のアンバランスがあれば骨盤だけを整えても、また引っ張られて骨盤は歪みます。 筋膜と筋肉が整った状態で骨盤矯正をすると良い状態が長持ちするのです。

まとめ

このページでは骨盤の歪みについてご紹介しました。 骨盤の歪みは姿勢の崩れ、肩こりや腰痛といった不調、内臓の働きにも影響がでます。 気になる方は是非、骨盤をしっかりと整えてみてくださいね。